公費解体の旅館から窃盗 七尾署、トルコ人の男逮捕 銅線ケーブル1㌧など

七尾署は24日、入管難民法違反(不法残留)、建造物侵入、窃盗の疑いで、トルコ籍、自称名古屋市、無職男(24)を逮捕した。逮捕は入管難民法違反容疑が現行犯で5日付、建造物侵入と窃盗容疑は23日付。能登半島地震で公費解体中の元旅館に侵入し、銅線ケーブル約1㌧などを盗んだ疑いが持たれている。 逮捕容疑は、在留期限の5月13日を過ぎても不法に残留し、9月27日午後6時半から同30日午前8時半までの間に、七尾市内の公費解体中の旅館だった建物に侵入し、銅線ケーブル約1㌧(時価約150万円相当)とケーブルカッターなど6点(時価合計約55万円相当)を盗んだ疑い。容疑者は「盗みはしていない」と容疑を否認している。 署によると、被害関係者から9月30日、「電線や工具が盗まれた」と110番通報があり、窃盗被害を覚知。10月5日に、市内の路上で口論になっていると通行人から通報を受け、駆け付けた署員が容疑者の身柄を確保した。容疑者が使用していた車両などを捜索したところ、盗難に遭ったケーブルカッターなどが見つかったという。署は共犯者がいるとみて捜査を続ける。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加