また“ニセ警察官”による特殊詐欺被害 50代女性が金の地金(1400万円相当)をだまし取られる 新潟県

また“ニセ警察官”による特殊詐欺被害です。 新潟県内に住む50代女性が、大阪府警の警察官を名乗る男らに、金の地金1400万円相当をだまし取られていたことが分かりました。 ■「マネーロンダリング事件で逮捕状が出ている」 今年9月21日、女性の自宅に通信事業者を名乗る男から電話がありました。 男は「電話を停止する」などと話した後、“大阪府警の警察官”を名乗る男から「マネーロンダリング事件で逮捕状が出ている」などと電話があったということです。 女性は男にメッセージアプリのビデオ通話に誘導されると、偽物の逮捕状を示されたということです。 ■「お金の流れを確認するため『金』を…」 さらに女性は、警察官を名乗る複数の男から「お金の流れを確認するため金を購入してもらう」などと要求されました。相手の話を信用した女性は、指示に従い700グラムの『金の地金』(およそ1400万円相当)を購入したということです。 その後、女性は、男らから「捜査員が取りに行く」と言われ、金の地金が入った封筒を自宅前に置くように指示されたということです。女性は9月26日の夜、自宅前に封筒を置いたところ、翌27日朝にはなくなっていたということです。 その後、女性は家族に相談し、警察署に被害を届け出ました。 ■相次ぐ“ニセ警察官”による特殊詐欺事件 注意点は… 警察は、警察官をかたる特殊詐欺事件が相次いでいることから、被害防止のため、以下の点に注意してほしいとしています。 ・『+(プラス)』から始まる番号は海外からの電話ですが、心当たりのない番号からの電話は詐欺を疑って出ないでください。 ・警察や検察がSNSやメッセージアプリを使って相手とやり取りすることは絶対にありません ・警察や検察が「差押許可状や逮捕状が出ている」などと電話で話すことは絶対にありません ・警察や検察が「口座の中の金を調べる必要がある」「現金を取りに行く」などと現金の要求や回収をすることは絶対にありません。また金の地金の購入を要求することもありません

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加