「路上でセクハラ」…メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋

メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領は、11月4日に公の場で自身に接触し、キスを試みた男に対し、法的措置を取る意向を示している。 事件はメキシコシティの国立宮殿付近で起き、現場で撮影された映像には、集まった群衆と話すシェインバウムに男が近づき、腕を回して接触する様子が映っていた。動画では、男が彼女の首元にキスをしようとし、上半身にも手を伸ばすのが確認できる。 シェインバウムはすぐに身を引き、男が腕を回そうとした際には目に見えて身をすくめていた。この男はその後、当局によって逮捕されたと、メキシコシティのクララ・ブルガダ市長が明らかにした。 騒動の最中、大統領警護チームの一員が男を引き離した。シェインバウムによれば、この男は酔っていたと見られ、同じ場所で他の女性にも嫌がらせをしていたという。 シェインバウムは5日、「本当に何が起きたのか理解できたのは、映像を見てからだった」と語り、「私は女性としてこの出来事を経験し、そしてこれはこの国の多くの女性たちが経験していることでもある。だから、告訴を決断をした」と述べた。 さらに、「犯罪に対して私が声を上げなければ、メキシコの女性たちはどうなるのか? 大統領にこんなことが起こるなら、この国の若い女性たちには何が起きている?」と訴えた。ブルガダはSNSに声明を投稿し、「大統領、あなたはひとりじゃない」と連帯を示した。

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