新入り麻薬探知犬お手柄! 神戸空港で密輸阻止

神戸空港でデビューしたばかりの麻薬探知犬、ハードル号がスーツケース内の液状大麻を嗅ぎつけ、水際で密輸を食い止めた。神戸税関は関税法違反(密輸入未遂)の疑いで、米国籍の男を神戸地検に告発。4月に国際化された神戸空港で、同税関が告発するのは初めてという。 ハードル号はラブラドルレトリバーの雌で2歳。今年9月から同空港などで活動を始めたばかりで、税関の担当者は「名前にちなんで、さらなるハードルを乗り越えるような活躍を期待している」と話した。 ハードル号がお手柄をあげたのは10月10日午前。空港を巡回中、米国から台湾を経由して到着した男が持っていたスーツケースに反応した。税関職員が中を調べたところ、大麻成分「デルタ9―THC」を含有する液体1・37グラムを隠した電子タバコが見つかった。 情報提供を受けた県警は、麻薬取締法違反(所持)容疑で米国籍の会社員、シトゥー・ブライアン・ダルトン容疑者(26)を逮捕した。同税関による告発は今月7日。

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