韓国・黄教安元首相の逮捕状請求 内乱扇動容疑=特別検察

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領による「非常戒厳」宣言を巡る内乱事件を捜査する特別検察官チームは12日、身柄を拘束した黄教安(ファン・ギョアン)元首相の逮捕状を請求した。黄氏は昨年12月の非常戒厳宣言当日、フェイスブックに戒厳を支持する投稿を行い、内乱の宣伝・扇動に加担した疑いが持たれている。 黄氏は昨年12月3日、自身のフェイスブックに「国を破壊した従北(北朝鮮に従属する)主体思想派勢力と不正選挙勢力をこの機に必ず剔抉(てっけつ)しなければならない」と投稿。「禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長を逮捕せよ。大統領の措置を正面から妨害する韓東勲(ハン・ドンフン)国民の力代表(当時)も逮捕せよ」などとも主張した。 特別検察官側は3回にわたり出頭を要請したが、黄氏がこれに応じなかったため、この日、同氏の身柄を確保した。 黄氏は午前10時40分ごろから午後5時ごろまで取り調べを受けた後、収容先のソウル拘置所に送られたという。 逮捕状発付の是非を判断する裁判所の令状審査は13日午後に開かれる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加