情報漏洩容疑で逮捕された警視庁捜査員をめぐり国家公安委員長「言語道断」 参院予算委員会

警視庁の警察官が情報を漏洩した疑いで逮捕された問題をめぐり、赤間二郎国家公安委員長が開会中の参議院予算委員会で「言語道断で極めて遺憾」と述べた。 警視庁・暴力団対策課の神保大輔容疑者(43)は、4月から5月にかけて違法スカウトグループ「ナチュラル」の関係者に、捜査情報を漏らした地方公務員法違反の疑いがもたれている。警視庁によると、神保容疑者は3月までナチュラルの捜査を担当していた。 ある捜査関係者は「逮捕の数日前に行動確認をしていた少なくとも1人の行方が分からなくなった。『情報が漏れた』と確信するほどのタイミングだった」と話しているほか、神保容疑者の関係先からは現金数百万円が見つかっていて、ナチュラルから受け取っていたとみられている。 13日の参院予算委員会で公明党の窪田哲也議員がこの問題について取り上げ、赤間国家公安委員長が次のように述べた。 「今まさに全国警察をあげて匿名・流動型犯罪グループ対策を押しすすめているなかで、現職の警察官が捜査情報の漏洩で逮捕といった事態、国民の信頼を損なうものであり、言語道断であり、きわめて遺憾であります。そうしたことをふまえて、今後、警視庁において、必要な捜査、調査をつくして、判明した事実関係に即して厳正に対処するとともに、二度とこのような事案を発生させないための再発防止策、これを徹底するよう警察を指導してまいりたい」 (『ABEMA NEWS』より)

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