6歳児を虐待死させたなどの罪に問われた母親ら3姉妹の裁判員裁判が始まりました。 2023年6月、神戸市西区の草むらで当時6歳の穂坂修ちゃんの遺体が見つかり、叔父の穂坂大地被告(34)と母親、2人の叔母の合わせて4人が逮捕されました。 起訴状などによりますと、母親ら3人は大地被告とともに自宅で修ちゃんの背中を鉄パイプで何度も殴り踏みつけるなどして死亡させ、遺体をスーツケースに入れて遺棄した罪に問われています。 19日は母親と叔母2人の初公判が行われました。母親は「間違いありません」と起訴内容を認めましたが、叔母の1人は「大地被告に逆らえなかった」などとして無罪を主張しました。 弁護側は「大地被告が家族に日常的に暴力をふるい精神的に支配していた。修ちゃんに対する暴力も被告の指示で逆らえない状況だった」などと主張。 一方、検察は「3人は行為が違法であると認識しながら、外部に助けを求めるなど適法な手段を選ぶことは十分可能だった」などと指摘しています。 母親ら3人に対する判決は来年の1月14日に言い渡される予定です。