英ユダヤ教会堂襲撃、新たに容疑者を逮捕

【AFP=時事】英警察は27日、先月マンチェスター北部のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)で発生した襲撃事件に関連して、31歳の男を逮捕したと発表した。この事件では2人が死亡している。 大マンチェスター警察によると、男はテロ行為の実行、準備、扇動の容疑により、マンチェスター空港に到着した便で入国した後逮捕され、現在取り調べを受けているという。 10月2日に起きたシナゴーグ襲撃事件に関連して、これまでの逮捕者は合計7人となった。逮捕された7人のうち5人は不起訴で釈放されている。 また10月9日にテロリズム法に基づく情報開示義務違反の疑いで逮捕された30歳の男は、保釈中であると警察は述べている。 今回の逮捕と関係なく、ロンドン北部のシナゴーグを訪れたキア・スターマー英首相は、今回の攻撃や2023年10月7日のイスラエルでのイスラム組織ハマスによる攻撃を受けて、ユダヤ人コミュニティーの「不安感」を認識していると述べた。 妻を通じてイスラエルに親戚がいると言及したスターマー氏は、「英国は安全で安心できる場所ではないと、ここにいる誰一人として、あるいは他の場所にいる誰にも感じてほしくない」と述べ、「それは単に容認できないことであり、私はそれを変えるためにできる限りのことをしなければならない」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News

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