暗号資産への投資をうたい富山県の会社役員ら7人が逮捕された詐欺事件。集めた資金が違法なものと知りながら受け取った疑いで新たに4人が逮捕されました。 新たに逮捕されたのは金沢市新神田に住む暴力団幹部の男ら4人で、富山県警は28日、金沢市新神田の組事務所などを家宅捜索しました。 事件を巡っては「Genio」と称する架空の暗号資産投資への出資を募っていたとして、富山市の会社役員の男など7人が逮捕され、そのうち資金を管理していた3人が起訴されています。 会社役員の男らは共謀し7都府県で数十回、セミナーを開いていて「AIを利用して安全に資産を増やせる」などと謳い、500人以上からあわせて7655万円をだまし取った疑いがもたれています。 警察は会社役員の男は暴力団幹部らと面識があり、暴力団関係者をつなぐ役割を担っていたとみて調べていますが、捜査に支障があるとして容疑者らの認否を明らかにしていません。