大分・日田市の商業施設で女性を殺害した罪 検察「被告人は犯人」懲役22年を求刑

2024年6月、大分県日田市の商業施設で、高齢の女性を殺害したとして殺人などの罪に問われている男に対し大分地検は懲役22年を求刑しました。 起訴状などによりますと、日田市の無職・白土正博被告(57)は2024年6月、日田市の商業施設で、当時84歳の女性の首を果物ナイフで刺して殺害したとして殺人などの罪に問われています。 今回の裁判員裁判の争点は「犯人が被告人かどうか」と「被告人に完全責任能力があるかどうか」などです。 検察側は1日の法廷で「血痕のようなものが手についた状態で現行犯逮捕されていることや凶器の果物ナイフなどから犯人は被告人であることが認められる」としました。 そのうえで「面識がない高齢の被害者を果物ナイフで首を突き刺すという危険で残忍な犯行。犯人であることを否定し反省が見られない」と懲役22年を求刑しました。 一方被告の弁護側は初公判で無罪を主張していて、1日も「被告人が刺していないと供述していることや仮に犯人としても心神耗弱の状態で善悪の判断ができなかった」などとして、改めて無罪または減刑を求めました。 最後に証言台に立った白土被告は「私はやっていません」と発言しました。 判決は12月9日に言い渡される予定です。

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