アルファードを「すぐ納車できる」とかたり前金詐取か 容疑で自動車整備会社役員を逮捕

トヨタの人気車をすぐに納車できると装い、前金名目で現金をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は1日、詐欺の疑いで、自動車整備会社役員の田中剛容疑者(54)=東京都八王子市=を逮捕した。捜査2課によると、田中容疑者は前金を受け取っても納車せず、令和4年1月~6年6月、同様の手口で5社以上から約3億円以上を詐取したとみられる。容疑を否認している。 逮捕容疑は5年9月ごろ、品川区の自動車販売業者に、注文がキャンセルされたアルファードがあり、「すぐに納車できる」などと噓をつき、代金約970万円をだまし取ったとしている。 警視庁が6年6月ごろ、販売業者から「いつまでたっても納車されない」と相談を受け、捜査していた。捜査2課によると、田中容疑者は「トヨタ幹部とレース仲間で、ランドクルーザーやレクサスを優先的に購入できる」などとかたり、被害業者に取引を持ち掛けていたケースもあったという。

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