「差し押さえができない」佐渡市からの“差し押さえ”を妨害した疑い 自分の口座から現金630万円を払い出し強制執行を受ける財産を隠匿か 神奈川県に住む66歳の男を逮捕《新潟》

3日、神奈川県横浜市に住む無職の男(66)が、強制執行妨害目的財産損壊等の疑いで逮捕されました。 警察によりますと男は、2023年4月ごろから2024年6月ごろまでの間に、佐渡市による差し押さえなどの強制執行を妨害するため、本人名義の複数の預金口座から、複数回にわたり現金計約630万円を払い出し財産を隠した疑いがもたれています。 男は佐渡市内に鉄筋の3階建ての元パチンコ店の建物を所有していましたが、佐渡市から倒壊の恐れがあり危険なため解体するよう複数回言われていました。 しかし、男が解体に応じなかったことから、佐渡市は2020年から2021年にかけて、行政代執行法にもとづいて解体を行い、男に約4700万円の代執行費用の納付を命令していました。 男は、この費用を支払わなければ財産の“差し押さえ”となるため、財産を隠して強制執行を妨害しようとしたとみられています。ことし1月に佐渡市から「差し押さえができない」と警察に告発がありました。 男は調べに対し、「差し押さえから逃れようとしたわけでなく、生活のために金をおろしただけだ」と容疑を否認しています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加