「見え張りたかった」老人ホーム元施設長を逮捕 運営費横領の疑い

社会福祉法人「千里会」が運営する特別養護老人ホーム「ひだまりテラス」の施設運営費を横領したとして、小倉北署は4日、北九州市小倉南区志徳1の元施設長、土井崇正容疑者(55)を業務上横領容疑で逮捕した。 逮捕容疑は、2019年5月~24年11月、法人名義の銀行口座から36回にわたり、計967万円を横領したとしている。高級ラウンジでの飲食代や自身が監督する中学生野球チームのユニホーム購入費などに支払っていたとみられる。「見えを張りたかった」などと容疑を認めている。 24年12月、土井容疑者が千里会理事長の男性(59)に「施設の借入金を返済できない」と申し出たことで発覚。土井容疑者はその後、懲戒解雇された。同法人は25年6月、約8000万円を横領されていたとして被害届を提出しており同署で関連を調べる。 土井容疑者は21年から2年間、県立小倉高野球部で監督を務めていた。【井土映美】

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