亡くなった直後の前会長宅に侵入して現金5千万円を持ち去ったなどとして、県警は6日、窃盗や邸宅侵入、証人威迫の疑いで、指定暴力団住吉会の現会長の小川修容疑者(72)=東京都港区=ら7人を逮捕した。県警捜査4課によると、小川容疑者以外の6人も住吉会系組員。同課は、小川容疑者が指示を出したとみて捜査を進める。7人の認否を明らかにしていない。 小川容疑者の逮捕容疑は組員らと共謀し、2022年5月31日~翌6月1日ごろ、76歳で死去した関功前会長の柏市内の邸宅に侵入し、5千万円を盗んだ疑い。この件を巡り、被害届を警察に出した前会長関係者の50代女性を23年10月22日、柏市内に呼び出して取り囲み、2千万円を渡そうとして、被害届の撤回などを図った疑いもある。 捜査4課によると、現金持ち去りの被害届は横領容疑で23年9月に出ていた。