【AFP＝時事】英ロンドン警察は6日、市内ロンドン塔内にある王室の宝飾品の展示ケースに食品を投げつけた4人を器物損壊の疑いで逮捕した。 ロンドン市警は「王冠が収められた展示ケースへの器物損壊の報告を受けた」と述べ、「4人がケースに食べ物と見られる物を投げつけ、そのうち2人が現場を離れた」と発表した。 自称非暴力市民団体「テイク・バック・パワー」が犯行を認め、メンバーがアップルクランブルとカスタードを投げつけたことを明らかにした。 グループは、極端な富に課税し「英国を立て直す」権限を持つ恒久的な市民会議の設立を政府に求めるとの声明をネット上に投稿。抗議行動の映像を公開した。 映像では「テイク・バック・パワー」とロゴが前面に印刷されたTシャツを着た2人が「民主主義は崩壊した！」「英国は壊れている！」などと叫ぶ様子が確認できる。 同団体は先週、市内の高級ホテルのクリスマスツリー横に肥料を蒔いて騒動を起こしたばかり。 ロンドン塔の管理団体によると、宝飾品に損傷はなかった。【翻訳編集】 AFPBB News