情報求め、駅で呼びかけ 17年前の女子高校生殺害事件、報奨金続行

愛知県豊田市で17年前に愛知教育大付属高校1年の清水愛美さん(当時15)が殺害された未解決の強盗殺人事件で、警察庁は10日付で捜査特別報奨金の対象期間を1年延長した。愛知県警は同日朝、名鉄豊田市駅などでチラシ入りのポケットティッシュ2500個を配り、情報提供を呼びかけた。 清水さんは2008年5月3日朝、豊田市生駒町の田んぼで首にビニールテープを巻かれた状態で死亡しているのが見つかった。2日夜に殺害されたとみられ、その際に奪われたとみられるかばんが約15キロ離れた同県岡崎市稲熊町で見つかっている。県警はのべ10万5000人の捜査員を投入してきたが、容疑者の逮捕に至っていない。 県警は今年10月、名古屋市西区で1999年に発生し、未解決だった殺人事件の容疑者を逮捕した。その後の約1カ月で、清水さんの事件に関する情報提供も普段の倍以上に増えているという。豊田署の木村紀夫署長は「我々も必ず解決するという気持ちに満ちあふれている。ささいなことでも、間違っていてもいいので情報提供してほしい」と話した。 解決につながった情報には最高で300万円の報奨金が支払われる。情報は特別捜査本部(0120・400・538)へ。(松本敏博)

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