奄美署と県警組織犯罪対策課は６日までに、副業を持ちかけ、ウェブサイト上に表示される架空の報酬を引き出す手数料名目で現金を振り込ませたとして、詐欺の疑いで、奄美市名瀬石橋町、無職の男（４０）を逮捕した。認否は明らかにしていない。逮捕日は１１月１８日。 逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、５月７日、福岡県内の５０代女性から３万円をだまし取った疑い。 同署によると、スマートフォンのメールを通じ、ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）動画のスクリーンショット画像をメールで送ると報酬がもらえると勧誘。架空の報酬額が表示されるウェブサイトに登録させた。さらに指定口座に現金を振り込めば３０～４０％の利益が出ると偽った。 女性が報酬の現金化を求めた際「３万円を送金しなければ出金できない」とし、同容疑者名義の銀行口座に手数料名目として振り込ませた。別の事案で同口座が不正使用されている疑いがあり、発覚したという。