東京・赤坂のライブハウス兼飲食店前で11月、40代女性が刺された事件で、殺人未遂容疑で逮捕された大津陽一郎容疑者(43)が勤務する陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)から、血の付いた服が見つかっていたことが捜査関係者への取材で分かった。血液のDNA型鑑定の結果、女性のものと矛盾しないことが分かったという。警視庁は、事件時に着ていた服とみて調べる。 捜査1課によると、大津容疑者は11月16日午前10時30分ごろ、東京都港区赤坂3丁目の雑居ビルの店の前で、女性を刃物のようなもので刺すなどした疑いがある。逮捕前の任意聴取では、女性と過去に交際していたと説明。逮捕後は「私はやっていません」と容疑を否認し、その後黙秘しているという。 捜査関係者によると、警視庁が朝霞駐屯地を捜索したところ、容疑者の個人ロッカーから血が付いた青色の作業着が見つかったという。