容疑者、襲撃前日も現場うろつく メンバー待ち伏せか、福岡2人刺傷 県警

福岡市中央区の「みずほペイペイドーム福岡」付近で男女2人が刺された事件で、逮捕された無職山口直也容疑者(30)が襲撃前日、事件が起きたエレベーターホール付近をうろついていたことが16日、捜査関係者の話で分かった。 アイドルグループ「HKT48」のメンバーがSNSに投稿する写真などを頻繁に撮影する関係者用駐車場が、襲撃現場近くにあることも判明。福岡県警は、同容疑者がHKTメンバーが現れるのを待ち伏せしていた可能性もあるとみて調べる。 捜査関係者などによると、同グループ関係者は13日、ドーム駐車場のエレベーターホール付近をうろつく山口容疑者を確認。行動が不審だったため、警戒を強めていた。同容疑者はHKTのイベントの常連客だった。 山口容疑者は翌14日にも同じ場所に姿を見せた。同日午後5時前、HKT48の男性スタッフ(44)が「関係者以外立ち入り禁止だ」などと注意したところ、突然、刃物で刺された。 山口容疑者は調べに対し、「(スタッフに)なんでそこにいるんですかと言われたので、刺し殺そうと思った」と供述している。 県警は16日、殺人未遂容疑などで同容疑者を送検。動機の解明などを急いでいる。

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