天海祐希が主演を務めるテレビ朝日系の連続ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9:00、拡大スペシャル)の最終回が本日12月18日に放送。また、最終回放送を前にキントリメンバーがそろってクランクアップを迎えた。 脚本家・井上由美子が手がける「緊急取調室」は、可視化設備の整った特別取調室で、真壁有希子(天海)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が凶悪犯と心理戦を繰り広げる人気シリーズ。ファイナルシーズンとなる今作は、今月26日に公開される「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」とも連動するエピソードを交えながら、シリーズ史上最強の被疑者たちに立ち向かってきた。 最終回では、先週から登場した玉山鉄二と大橋和也(なにわ男子)をゲストに迎え、キントリの連ドラ最後の戦いが決着を迎える。警察学校の射撃訓練中に同期生に向けて発砲した学生・宮本健太郎(大橋)。宮本の真の標的が、指導教官の滝川隆博(玉山)だったのではないかという仮説のもと、有希子らキントリは、かつての仲間である捜査一課の刑事たちの協力も得て総力戦で捜査を展開。そして、ついに滝川への取り調べに踏み切るが、滝川は教官としての信念を語り、有希子の追及をかわそうとする。天海と玉山、長年の共演で培った信頼関係から生まれる容赦ない芝居合戦から、心震わせる物語と驚愕(きょうがく)の真相が紡ぎ出される。 一方、放送を前にキャストが一足早くクランクアップ。主演の天海をはじめ、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、でんでん、小日向文世らキントリメンバーが感無量の面持ちで撮影を終えた。「12年間、本当にご迷惑ばかりおかけしましたが、天海さんをはじめ、皆さんのおかげで走り続けることができました」(田中)、「今日は僕の誕生日。クランクアップと重なった、この日は一生忘れられない」(塚地)、「12年間、『感謝』の二文字しかありません」(でんでん)、「この現場が大好きなので、お別れするのが正直寂しい」(小日向)とそれぞれがキントリ愛をにじませた。 一方、もつなべコンビを演じた鈴木はあふれる思いを抑えきれず、「勉強させてもらって、うれしかったです」と男泣き。第1シーズンから鈴木とバディを組んできた速水も涙しながら、「ものすごく寂しい気持ちもありますが、12年間とっても楽しかったです」とあいさつすると、田中が「俺も危ない(笑)」とぐっと涙をこらえる一幕も。 固い絆で結ばれたキントリメンバーを12年間引っ張ってきた天海は「皆さんの力をお借りしなければ、私は今ここに立てていません。心から感謝を込めて……ありがとうございました!」と仲間たちへ感謝。また、視聴者に対しても「皆さまにも感謝の気持ちでいっぱいです。ぜひ劇場版も含めて最後まで……私たちキントリチームが頑張る姿を見届けていただけると、うれしいです」とメッセージを寄せた。