世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)元世界本部長が閔中基(ミン・ジュンギ)特別検察官(特検)チームに行った供述によると、旧統一教会は文在寅(ムン・ジェイン)政権(2017~2022年)の政府高官や釜山を地盤とする政治家に集中的に接近していた。こうした動きは旧統一教会の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が2017年、政教一致を骨子とする「神統一韓国」戦略を発表した後、本格化した。これに関連し、宗教界では旧統一教会が教団にとって悲願の事業である韓日海底トンネルと対北朝鮮事業を推進するため、政界とのコネクションを構築しようとしていたのではないかとの疑いが浮上している。