警察官を名乗る男らから「犯罪に関与した疑いが持たれている」などと電話がかかってきた91歳の女性が、現金あわせて950万円をだまし取られたことがわかりました。家には、偽の逮捕状なども届いていました。 女性は、この偽の逮捕状を信じ込んでしまいました。被害に遭ったのは大津市に住む91歳の女性で、警察によりますと今年8月、女性の家に警察官や検事を名乗る男らから電話があり、「あなたの口座が犯罪に使われている。罪を免れるには銀行口座にあるお金を調べる必要がある」などと言われました。 その後、女性の家に逮捕状や捜索差押許可状請求書などと記載された書類が郵送で届いたため、女性はこれを信じ込み、2回にわたって現金を入れた封筒を自宅のポストに置き、あわせて950万円をだまし取られたということです。 大津市内では、ほかにも30代の女性が偽の逮捕状などをLINEで受け取り140万円をだまし取られる被害も起きていて、警察で注意を呼び掛けています。