コミケは34年前に“存続の危機”に瀕していた…幼女連続殺害事件→オタクバッシングの嵐が招いた「まさかの警察トラブル」の一部始終

2025年、コミックマーケット(コミケット/コミケ)は50周年を迎えた。1975年12月21日に日本消防会館会議室で「コミックマーケット1」が開催された当時の参加サークル32、参加者は推定700名(「コミックマーケット40周年史」有限会社コミケット発行)だったが、いまやコミケは30万人を動員する「オタクの祭典」へと成長した。 だが、その半世紀の歴史を紐解けば、そもそも開催が危機に瀕したことさえある。それが1991年の「コミケ幕張メッセ追放事件」である。 事件のあらましにふれる前に、当時のコンテンツ産業を取り巻く社会状況をおさえておく必要がある。

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