昨年12月、大津市稲津3の民家の庭から、住民夫婦の白骨化した遺体が見つかった事件で、県警捜査1課は20日、夫婦の息子で同居していた無職、端野和也容疑者(50)を、母親に対する殺人容疑で再逮捕した。認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は2013年10月1日ごろ、自宅で母和子さん(当時61歳)の上半身を刃物で10回以上刺して殺害したとしている。同課によると、和子さんの遺体を解剖した結果、骨に刃物によると思われる傷痕があったほか、2階の寝室から和子さんの血痕が見つかったという。遺体は殺害して間もなく庭に埋められたとみられる。父親も遺体の状態から和子さんとほぼ同時期に亡くなったとみられるが、殺害を示すような骨の刃物痕や血痕は見つかっていない。 事件は昨年12月、大津市職員が夫婦の安否確認を大津署に相談したことから発覚。敷地南側の庭に掘られた穴から夫婦の遺体が見つかり、同10日に死体遺棄容疑で端野容疑者を逮捕した。同26日には和子さんの年金約253万円を詐取したとして有印私文書偽造・同行使と詐欺の容疑で再逮捕し、今年1月16日に大津地検が両方の罪で起訴した。父親の年金詐取についても捜査している。【礒野健一】