広島・新井貴浩監督「気持ちを引き締めてやっていこう」 羽月隆太郎容疑者「ゾンビたばこ」逮捕で厳戒キャンプに

広島は31日、キャンプ地の宮崎・日南市内のチーム宿舎で全体ミーティングが行った。所属選手の羽月隆太郎容疑者(25)が医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕、送検されたことを踏まえ、球団が改めて選手たちに注意喚起。新井カープ4季目は厳戒ムードでのキャンプインとなる。 キャンプイン前日の全体ミーティングを終えた新井監督は、厳しい表情を崩さなかった。前代未聞の事態に動揺を隠せない選手たちへ、指揮官が言葉を掛けた。 「いま、いろいろなことが起こっているけど、あしたからキャンプが始まるんで、気持ちを引き締めてやっていこう」 1月27日に所属選手の羽月容疑者が、「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物のエトミデートを使用した疑いで逮捕された。30日には本拠地のマツダスタジアムなどで家宅捜索が行われ、世間からはより厳しい目が向けられている。そんな中で迎える春季キャンプ。野球だけに集中しにくい環境ながら、就任4季目の指揮官は「ユニホームを着てグラウンドに立つ以上、100%集中してやるだけ。余計なことは考えなくていい。一人一人必死になってやってくれたらいい」と求めた。 全体ミーティングでは球団側から改めて選手たちへ注意喚起が行われた。鈴木球団本部長は「エトミデートの話だけでなく、暴力団、去年のオンラインカジノも含めて、本当に『選手生命を失うよ』という話をした」と説明。さらに「もう何回も何回も、しつこいぐらいにやっていくつもりではいます」と再発防止に努める構えだ。 59勝79敗5分けで5位に沈んだ昨季からの巻き返しを期す2026年。本来であればベテラン、若手関係なく、横一線のスタートというサバイバルキャンプに向けて緊張感が漂うはずだった。ファンの思いに応えるためにも、いまこそチーム一丸となり、勝利という結果が求められる。(西垣戸理大) ★島内選手会長「相当な覚悟を持ってやらないと」 今季から選手会長を務める島内は、チーム全体にも気を配りながらキャンプを過ごす。「自分のことはもちろんですけど、しっかりチームのことも考えながらやっていきたい」。全体ミーティングでは新井監督が「今年は優勝するよ」と宣言。球団最多の通算118ホールド右腕は「監督の口からそういうふうにいざ言われると、このキャンプ、相当な覚悟を持ってやらないといけない」と気を引き締めた。

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