「がんに効く」巧みなセールストークで未承認の医薬品販売した疑い 健康食品販売会社社長ら逮捕

「がんに効く」とうたって、国の承認を受けていない医薬品を販売したなどとして、健康食品販売会社の社長らが逮捕されました。不安をあおり、高額な商品を購入させる「催眠商法」をしていたとみられています。 報告・瀬川裕大記者 「午後0時過ぎです。がんに効くなどとうたってサプリメントを販売していた会社代表の男の身柄が、警察署へと入ります」 逮捕されたのは、大阪の健康食品販売会社「メリーマート」の社長、五条俊明容疑者(76)や役員の丹治芳治容疑者(53)ら3人です。 五条容疑者らは去年4月、大阪府堺市内の店舗で、「抗がん剤と同等の効果がある」とうたって、国の承認を受けていない医薬品を販売するなどした疑いがもたれています。 この会社が販売する際に使っていた手口。それは「催眠商法」です。 「催眠商法」とは、日用品を格安で販売するなどと言って会場に人を集めた上で、不安をあおり、冷静な判断ができなくなった客に高額な商品を購入させる手口のことです。 社長らが逮捕されたきょう(10日)も営業を行っていたメリーマート。 報告・神谷果歩記者 「会社は大阪や兵庫のほか、東北や九州などで約2か月ごとに営業所を移しながら、商品の勧誘を行っていたということです」 警察によりますと、メリーマートは、日用品を格安で販売するなどと書かれたチラシを配って、主に高齢者を呼び込み、部屋に閉じ込めた上で健康についてのクイズや巧みなセールストークで高額な商品を販売していたということです。 未承認の医薬品は1箱60錠で約4万円。チラシには、「ウイルス性疾患や若返り、アレルギーや難病に対する治験で大きな成果を上げています」との言葉が記載されていたほか、従業員からはこんな言葉も…。 従業員 「病院の薬を飲んで効かなかった方が、 うちの飲んだら効くんです。食べる抗がん剤です」 ただ、警察は、こうした成果や効能はなかったとみています。 10日、店舗を訪れていた女性は… (Q:中でどんな話をしている?) 店に通う人 「いいお話してくれるよ。五条社長(容疑者)が来るけどね、売ることを一切言わない。良いことだけしか話さない。だまされるって思っていない」 会社のホームページでは、「高齢者が健康で、はつらつとした日々を送るお手伝いができれば」と語っていた五条容疑者。警察は、容疑者らの認否を明らかにしていません。

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