テレビや空気清浄機を集合住宅の8階から地上に向けて投げ捨てたとして、大阪市西成区に住む77歳の男が殺人未遂の疑いで逮捕されました。 男は「人生に楽しみがないと考えるといらだった」などと話しているということです。 殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、大阪市西成区の無職・廣岡隆容疑者(77)です。 廣岡容疑者は13日午前6時すぎ、大阪市西成区の集合住宅8階にある自分の部屋から、重さ約10キロと約6・5キロのテレビ2台や、重さ約15キロと約7キロの空気清浄機2台などを地上に向けて投げ落とし、通行人らを殺害しようとした疑いが持たれています。 当時、地上には通行人がいなかったためケガをした人はいませんでした。廣岡容疑者は警察の調べに対し「人に当たって死んでもいいと思いながら捨てました」と容疑を認めた上で、「今後の人生に楽しみがないと考えると、いらだって、このいらだちを発散するために部屋の窓から物を投げ落としました」などと話しているということです。 警察が詳しい経緯を調べています。