セルティックとレンジャーズによる伝統の一戦“オールドファーム”は後味の悪い終わり方となった。8日、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などが伝えている。 スコティッシュカップ準々決勝が8日に行われ、日本代表FW前田大然とMF旗手怜央がともに先発出場したセルティックはレンジャーズと対戦し、スコアレスで120分を終えたものの、PK戦を4-2で制して準決勝進出を決めた。 敵地で宿敵を破ってベスト4入りを決めた試合後、スタンドに詰めかけた7500人のセルティックサポーターの一部がピッチに乱入。当初はレンジャーズファンの少数がピッチに押し寄せて乱闘騒ぎを起こそうとしたが、すぐに押し戻され、セルティックのスタッフも自チームのサポーターに立ち去るように懇願したものの、願い叶わず。 我慢の限界を迎えたレンジャーズサポーターがピッチに乱入し、セルティックのスタッフが襲撃を受けたほか、『BBC』は別のレンジャーズファンがセルティックに所属するメキシコ代表DFジュリアン・アラウージョに襲いかかったことも伝えており、お互いに発煙筒や照明弾などを投げ合っている様子も見られるなど、大荒れな展開となった。 これを受け、スコットランドサッカー協会(SFA)は両クラブのサポーターの行動を直ちに非難し、「直ちに調査を行う」ことを明らかにしている。 また、地元警察のケイト・スティーブン警視正は以下のように声明を発表している。 「本日、アイブロックス(・スタジアム)で行われたスコティッシュカップ準々決勝、レンジャーズ対セルティック戦における一部サポーターの行動は恥ずべきものだ。フットボールの関係者全員、そして社会全体がこれを非難しなければならない」 「すでに数名の逮捕者が出ており、スコットランド警察は両クラブ、そしてスコットランドサッカー協会と協力し、試合終了後のピッチ上での一連の出来事を受けて徹底的な捜査を行う予定だ」 「警官と警備員は、長時間にわたり、極度の敵意と暴力に直面した。多くの人が明らかに危害を加えることを意図した武器を所持していた。この卑劣な行為により、警官と一般市民が負傷をしてしまった。配置されたすべての警官と職員には感謝の意を表する」 「調査には、試合開始前にチケットを持たずにブルームローン・ロード・スタンドに入場した一部サポーターも含まれている。この行動により、警備活動に遅延が生じ、回転式改札口が一時的に閉鎖されることになった。試合前、試合中、試合後の騒乱行為に関与した人物に関する情報をお持ちの方は、スコットランド警察にご連絡をお願いします」