逃走中の犯人は“黄色いサンダル”着用か 捜査から考えられる犯人像 北九州市中学生殺傷事件【Nスタ解説】

北九州市のファストフード店で、中学生2人が刺された事件。犯人はいまだ逃走中で、事件現場の周辺では不安な日が続いています。 ■北九州市・中学生殺傷事件 犯人いまだ逃走中 南波雅俊キャスター: 事件が起きたのは12月14日の午後8時25分頃、福岡・北九州市です。中学3年生の男女2人が刃物のようなもので刺されました。 亡くなったのは、腹部を刺されて失血死した中島咲彩さんです。 そして男子生徒も、腰のあたりに致命傷になりかねない深い傷を負いました。刺した男については、「まったく知らない人だった」と話しています。 逃げた男の特徴は▼年齢は40歳くらい、▼身長は約170cmで中肉、▼灰色の上着と黒のズボンを履いていました。そして、新たに黄色っぽいサンダルのようなものを履いていたことがわかりました。 これについて、元埼玉県警・捜査一課の佐々木成三さんは、特徴的な履物であり、サンダルであることから、遠くから来た可能性は低い。土地勘のある人物の犯行かもしれない。また、サンダルは犯人にとっては逃げづらい状況ですから、「人を刺すという目的以外は考えていない、通り魔的な犯行ではないか」という見立てをしています。 ■“黄色いサンダル”という特徴からわかること ホラン千秋キャスター: 計画的ではないけれども、ナイフを持ち歩いて通り魔的に犯行を行うということなわけですか。 元埼玉県警 捜査一課 佐々木成三さん: 刃物を持って店内に入っているということは、計画として人を刺す計画は持っていた。ただ、その計画自体はかなり稚拙なものであって、刺した後に逃走する…そういった計画などは全く考えていないのではないかという感じです。 ホランキャスター: 犯行に及ぶというところまでは計画しているけれども、その前後の部分や誰を狙うなどというところまでは計画がされていないのではないかということですか。 元埼玉県警 捜査一課 佐々木さん: 2人に対しての怨恨であれば、2人を狙っている以上はないと思います。無差別的なものとなると、店内に入るときに人を刺すという目的は持っていたが、それ以外のことは無計画ということは十分考えられると思います。

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