「泣き叫ぶ声が聞こえた」見通しの良い直線道路でなぜ?入学式控えた男児が犠牲 青森市の死亡ひき逃げ、本格取り調べへ

小学校入学を控えた男の子が犠牲になった青森市の死亡ひき逃げ事件です。痛ましい事件がなぜ起きてしまったのか。逮捕された男の身柄が検察庁に送られ、本格的な取り調べが始まります。 ★青森放送 木下玲斗 記者 「今、男が青森警察署から出てきました。フードを深くかぶり、その表情をうかがうことはできません」 今日30日に送検されたのは、青森市自由ケ丘の会社員、山谷周平 容疑者(36)です。 山谷容疑者は一昨日28日、青森市幸畑の県道でトラックを運転中、市内に住む栁澤李来(やなぎさわ・りく)ちゃん(6)をはねて死亡させ、そのまま逃走したひき逃げと過失運転致死の疑いが持たれています。 ★近くに住む人 「目撃者なのか親御さんなのか分からないですけど、泣き叫んでいる声が聞こえました。ただ事ではない叫び声と泣き声の感じでした」 山谷容疑者は事故当時、仕事先から会社に戻る途中でした。 会社に戻ったあと、トラック前方の左側に衝突の跡があったため現場に戻り、警察官に「事故を起こしたのは自分かもしれない」と申告したということです。 調べに対し、「何かにぶつかった認識はあるが、人とは思わなかった」と容疑を一部否認しています。 現場は近くに幸畑小学校がある、片側1車線の見通しが良い直線道路です。 警察によりますと、山谷容疑者のトラックは東から西に向かって直進していました。 李来ちゃんは横断歩道がない場所で、北から南に道路を横断してトラックにはねられたとみられています。付近には街灯が少なく、事件当時の一帯は暗い状態でした。 ★近くに住む人 「ものすごいスピードで車が来るんですよ、ここは。やっぱり小学校の通学路になっているので、今後何らかの対策をしないと、また同じようなことがある。犠牲者のためにも今後につなげてほしい」 李来ちゃんは、来週に小学校の入学式を控えていたということです。 捜査当局は、李来ちゃんがはねられる前の詳しい状況を調べるとともに、山谷容疑者が逃げたいきさつなど本格的な取り調べを進める方針です。

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