性別変更で女性刑務所に収監されるはずが逃亡の独ネオナチ、チェコで拘束

【AFP=時事】収監前に法的な性別を男性から女性に変更して女性刑務所への収監が決まっていたネオナチの女が、逃亡先のチェコで拘束された。ドイツ検察が9日、明らかにした。 マルラスベンヤ・リービヒ被告は、民衆扇動罪などで2023年に拘禁1年6月の実刑判決を受けた。 2024年、出生時とは異なる性別を自認するトランスジェンダーが自己申告により法的な性別や名前を変更できる「自己決定法」を悪用し、法的な性別を男性から女性に変更し、名前もスベン・リービヒから改名した。同法の悪用をめぐりドイツ国内で議論が巻き起こった。 リービヒ被告は女性刑務所に収監されることになったが、期日までに出頭せず、昨年8月に行方不明になっていた。 9日、事件を担当するドイツ東部ハレのデニス・チェルノタ主任検事はAFPに対し、リービッヒ被告がチェコで拘束されたと述べた。 リービヒ被告は欧州逮捕状に基づいて拘束されており、今後身柄引き渡し手続きが開始されるという。 リービヒ被告の性別変更は、2024年11月に当時のオラフ・ショルツ首相率いる中道左派政権下で施行された「自己決定法」を嘲笑する意図があったと広く見なされていた。 リービヒ被告は数十年にわたりドイツ東部の右翼過激派界隈で名を知られた人物で、現在は活動を禁止されている団体「ブルート・ウント・エーレ(血と名誉、ヒトラーユーゲントのスローガン)」に所属していた。 活動家によると、リービヒ被告は2022年、ハレで開催されたLGBTQプライドパレードを妨害し、参加者を「社会の寄生虫」と呼んだ。 現在のフリードリヒ・メルツ首相率いる中道右派政権は昨年の発足後、「自己決定法」の見直しを行うと表明した。【翻訳編集】 AFPBB News

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