容疑者、自転車で移動か 「リレー捜査」で浮上 大阪の母娘殺害

大阪府和泉市の団地で住人の母娘が殺害された事件で、娘に対する殺人の疑いで逮捕された杉平輝幸容疑者(51)=堺市堺区=が事件当日、自宅と約8キロ離れた団地を往復するのに自転車を使っていたとみられることが、捜査関係者への取材で判明した。自転車に乗った不審な人物が周辺の防犯カメラに映っており、カメラ映像をたどる「リレー捜査」で杉平容疑者の関与が浮上したという。 殺害されたのは、団地の一室に2人で暮らしていた村上和子さん(76)と、長女で社会福祉士の裕加さん(41)。杉平容疑者と裕加さんはかつて交際関係にあったという。 2人の死亡推定時刻は4月8日午前4時ごろ。府警がこの時間帯を中心に団地周辺の防犯カメラ映像を調べたところ、未明に周辺をうろつく不審な人物が映っていた。 捜査関係者によると、複数の防犯カメラの映像をつないでいくリレー捜査で、この不審人物を追跡した。その結果、現場から北へ約8キロ離れた堺区のマンションへ自転車で戻っていく姿が確認された。途中でどこかに立ち寄る様子はなかったという。 その後の捜査で、このマンションに住んでいるのが、裕加さんとかつて交際関係にあった杉平容疑者だと判明した。府警は1日、杉平容疑者に任意で事情を聴き、裕加さんに対する殺人容疑で逮捕。杉平容疑者の自宅を家宅捜索し、自転車などを押収して詳しく調べている。 府警は2日、杉平容疑者を殺人容疑で大阪地検堺支部に送検した。和子さんの殺害についても関与をほのめかしているといい、裏付けを進める。【大坪菜々美、根本佳奈】

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