茨城県牛久市のスーパーで2000年、同市岡見町の藤井大樹さん=当時(17)=が死亡した強盗致死事件の発生から26年を迎え、母康子さん(68)と県警の捜査員らが9日、同県つくば市内の商業施設で情報提供を呼びかけた。康子さんは「一刻も早く犯人逮捕の知らせを聞きたい」と語った。 事件は「うしく鯉まつり」が開かれた同年5月4日午前0時半ごろ発生。藤井さんは牛久市中央3丁目の元スーパー「マルヤ」駐車場で、4人組の男から暴行を受け、9日後の同13日に脳挫傷などで死亡した。4人は現金数千円を奪って逃走した。 県警は事件後、現場近くで撮影された男4人の動画を重要参考人として公開。9日は同市稲岡のイオンモールつくばで、県警捜査1課と県警竜ケ崎署員ら約50人が参加し、事件の概要や重要参考人の画像を掲載したチラシなど約500枚を利用客に配った。 康子さんは「26年は長い。悔しい思いをずっと抱いてきた」と話し、この日は「少しでも心に留めてほしい」との思いから積極的に利用客に声を掛けた。「大樹と一緒に犯人を見つけるんだという思い」と心境を語った。 県警にはこれまでに計205件の情報が寄せられた。星健二署長は「被害者の無念を晴らすため捜査を推進する」と述べ、山田真幸捜査1課長は「膠着(こうちゃく)状態の事件も情報一つで大きく動く。ささいな話でも連絡してほしい」と呼びかけた。 重要参考人の動画はYouTubeの県警公式チャンネルなどで公開中。情報提供は同課(電)029(301)0110。有力情報の提供者には5万円が支払われる。