法定の点検や検査をせずに車検を通したとして、愛知県一宮市の自動車販売修理会社「にむら自動車」代表取締役の川崎貴彦被告(50)、自動車検査員の梅田豊被告(43)=虚偽有印公文書作成・同行使などの罪で起訴=が逮捕された事件で、2人が不正車検の見返りに現金を受け取った疑いが強まり、県警が加重収賄容疑で追送検した。追送検は4月24日付。県警への取材でわかった。県警は現金を渡したとして、可児凌太郎被告(25)=同=も贈賄容疑で追送検した。県警は3人の認否を明らかにしていない。 県警によると、川崎、梅田の両被告は2025年、法定の点検や検査をせずに保安基準適合証を作成し、これを基に車検証の交付を受けた見返りとして、可児被告から現金12万円を受け取った疑いがある。25年9月と10月の2回、自動車関連会社の口座に振り込まれていた。道路運送車両法は、指定工場で検査業務を担当する自動車検査員を「みなし公務員」と定めている。(鎌形祐花)