架空の事業売り込み、自社株買わせ16億円詐取 容疑で38歳の医療関連会社元社長を逮捕

投資ファンドに架空の事業を紹介し、株式の購入費用をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は13日、詐欺の疑いで、医療関連会社「MTU」(東京都港区)の元社長、原拓也容疑者(38)=渋谷区神宮前=を逮捕した。容疑を否認している。 逮捕容疑は令和6年12月~7年2月ごろ、投資会社「J-STAR」(千代田区)の担当者に、自社が展開しているとする架空の医療系オンラインセキュリティーサービスについて虚偽の説明をして、J-STAR傘下のファンドから自社株式の購入費用として約16億3000万円をだまし取ったとしている。 捜査2課によると、原容疑者はMTUの買収を検討するJ-STARに対し、サービスが稼働していなかったにもかかわらず「56の医療機関で導入している」「年間の売り上げは約8億円」などと説明。自身が出演したテレビ番組の映像なども示し、優良企業と誤信させていたという。 J-STARが7年3月、原容疑者と連絡がつかなくなったことを不審に思い、警視庁に相談。同庁が10月に詐欺容疑で告発を受理していた。 捜査2課は、原容疑者が詐取したうち、約6億円を自身の借金の返済などに充てていたとみて、解明を進める。

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