巨人は26日、阿部慎之助監督が山口寿一オーナーと面会して辞任を申し入れ、山口オーナーから受理されたと発表した。 阿部監督はその際、「伝統ある巨人軍の監督の名を汚した」として謝罪したという。 阿部監督はチームが休養日だった25日、捜査関係者によると、午後7時15分ごろ、児童相談所から「(長女が)父親から暴行を受けた」と110番通報があった。逮捕容疑は東京都内の自宅で18歳の長女をつかんで倒し、暴行を加えたとしている。現場には、娘2人と妻がいた。長女にけがはないという。駆け付けた渋谷署員が現行犯逮捕した。呼気検査の結果、飲酒していたとみられる。 阿部監督は警視庁渋谷署に勾留され、容疑を認め、「姉妹でけんかしているところを静かにしろと言ったら、言い返してきたのでかっとなった」と供述しているという。26日未明に釈放され、今後は任意で捜査を継続するとしている。チームはこの日の交流戦初戦、ソフトバンク戦(東京ドーム)から橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が監督代行を務める。 ■阿部 慎之助(あべ・しんのすけ) 1979(昭和54)年3月20日生まれ、47歳。千葉県出身。東京・安田学園高から中大を経て2001年、ドラフト1位で巨人入団。1年目から正捕手として活躍し、12年にMVP、首位打者、打点王に輝き、正力松太郎賞を受賞した。17年に通算2000安打を達成し、19年限りで引退。通算成績は2282試合で打率・284(2132安打)、406本塁打、1285打点。20年から巨人で2軍監督、1軍ヘッド兼バッテリーコーチなどを歴任し、24年に1軍監督に就任。同年に4年ぶり39度目の優勝へ導いた。180センチ、88キロ。右投げ左打ち。背番号83。 ■読売巨人軍・山口寿一オーナーの話「暴力を振るった事実は重く、監督を続けることは許されないと判断しました。交流戦の直前に重大な不祥事を起こし、ファンの皆様とすべてのプロ野球関係者に深くおわびします」