30代の男性が岡山県警の警察官を名乗る男からの電話で「あなたは詐欺グループに加担している」などと言われ、現金38万円をだまし取られていたことが26日までにわかりました。 富山県警高岡警察署によりますと、高岡市内に住む30代の男性の携帯電話に、岡山県警の警察官を名乗る男から電話があり「協力しないと逮捕する」などと言われLINEでやりとりをすることになりました。 男はLINEのビデオ電話で、警察手帳のようなものを見せ「運転免許の写真とLINE-IDを送信してほしい」と指示してきたので、30代男性は指示通り送信しました。 その後、男からLINE電話で「マネーロンダリングに関わっているので罪に問われる」などと言われたあと、検察庁の職員を名乗る男から資金調査の名目で現金を振り込むよう指示され、30代男性は指示に従い手持ちの現金38万円を金融機関のATMで振り込みました。 その後、連絡はなくLINE電話もつながらなくなったことから警察に相談、詐欺の被害に気付いたということです。 警察は「共犯者になる」「逮捕する」「他人に話してはいけない」などと不安をあおって現金を要求するのは詐欺の手口だとして、SNSで運転免許証やマイナンバーカード等の身分証明書や個人情報を送るよう求められても絶対に応じないよう呼びかけています。