橋上巨人、初勝利 連敗5でストップ!! 激震のチーム救った就任2戦目 37歳坂本&丸らベテラン並べた采配ズバリ

(日本生命セ・パ交流戦、巨人5-1ソフトバンク、2回戦、1勝1敗、27日、東京D)セ・リーグ3位の巨人は27日、ソフトバンク2回戦に5-1で勝ち、連敗を5で止めた。25日に阿部慎之助前監督(47)が長女(18)への暴行の疑いで現行犯逮捕(26日未明に釈放)され、26日に電撃辞任。オフェンスチーフコーチから配置転換された橋上秀樹監督代行(60)が指揮2戦目で初勝利を記録した。試合後には記念球をめぐって今季2勝目を挙げた戸郷翔征投手(26)とほほえましいやり取りも見せた。 勝利が決まると、橋上監督代行は控えめにベンチを出た。ニコニコと笑顔を浮かべて勝利投手の戸郷と握手。肩をもんでねぎらった。 「やっぱりホッとしました」 試合後の会見で振り返ったように、チームには勝利が必要だった。7連勝後に5連敗。何より、26日に阿部前監督が電撃辞任する大混乱が起きた。東京・安田学園高の後輩の後を継ぎ、チームを託された。 監督代行初戦は敗れたが、2戦目だったこの日は37歳の坂本を2季ぶりに3番に据え、同じく37歳の丸、32歳の松本ら30代中心の打線を組んだ。先発野手の平均年齢は32歳。20代は泉口、キャベッジの2人だけだった。「こういうときこそベテランの力が必要だと、今日の試合を見て改めて痛感した」。0-1の三回に坂本、丸、松本の安打を含む6安打で5得点して逆転。実績ある選手たちが思いに応えた。 これまでは攻撃専門のオフェンスチーフコーチ。戸郷が6回を終えて100球を超えた中、打席に立たせて七回も続投させたのは投手コーチ陣の「もう1回行きましょう」の意見を尊重した判断だった。戸郷もその回を無失点で封じた。 試合後の整列時は戸郷から「代行1勝目おめでとうございます」と祝福され、「僕にくれるかな」と初勝利の記念球を期待したが「そのまま持っていかれた。もらっても僕はスタンドに投げるかなと思っていたんですが、取り越し苦労で、そういうことにはなりませんでした」と笑わせた。 これには続きがあった。戸郷は試合後の取材で「(初勝利でも)代行なので(あげない)」と〝塩対応〟を見せたが、帰路に就く橋上監督代行の手には、右腕のサイン入り記念球が握られていた。「ロッカーに置いてあった」。ちょっぴり選手にいじられる。そんな橋上監督代行のチームが動き出した。(谷川直之)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加