警察官や検察官を名乗り高齢男性に電話をかけ、現金をだまし取ろうとしたとして、犯行グループのうち中国籍の男が5月28日に逮捕されました。 警察は、『匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)』による詐欺未遂事件の可能性もあるとみて捜査していて、中国籍の男は“受け子”役か、犯行現場の下見をしていたのではないかとみています。 逮捕されたのは住所不定・無職の中国籍の男(23歳)です。 警察によりますと、男は5月13日に、新潟県長岡市に住む男性(80代)宅周辺にいるところを警察に職務質問され、不法残留の疑いで逮捕されました。 その後の調べで男は、複数の氏名不詳者による犯行グループの詐欺未遂事件に加担している疑いがあるとして、5月28日に再逮捕されたものです。 ■複数の男からの電話が続き ビデオ通話も… この80代男性のもとには5月中旬に、警察官や検察官を名乗った複数の男から、「とある事件で逮捕した男が数百万円を報酬としてあなたに渡したと言っている」「お札の番号を調べるために350万円を下ろしてください」などとする電話が何度もあったということで、男性をだまそうとしていたとみられています。 男性への電話は、当初は音声通話のみでしたが、途中からはビデオ通話に切り替えられたということです。 その後、男性側から相談をうけた警察が男性宅付近を警戒していたところ、中国籍の男が現れたということです。 男は不法残留については容疑を認めているものの、詐欺未遂については「身に覚えがない」と容疑を否認しています。 男性は知人に相談するまで犯行グループからの電話の内容を信じていたということですが、こうした警察や検察官を名乗った電話には注意するよう警察は呼びかけています。