特殊詐欺の被害金とみられる日本円と中国人民元で無許可の為替取引を行ったとして、警視庁と沖縄県警の合同捜査本部は、銀行法違反(無許可営業)の疑いで、いずれも中国籍で、専門学校生の曽聡容疑者(26)と、無職の林梓強容疑者(24)を逮捕した。警視庁特別捜査課は、両容疑者の認否を明らかにしていない。 両容疑者は特殊詐欺の被害金である日本円を人民元に換金してマネーロンダリング(資金洗浄)する地下銀行グループとみられる。特捜課が1月に摘発した中国人特殊詐欺グループの詐取金が、東京都内の容疑者らのマンションに持ち込まれた疑いがあるという。 両容疑者の逮捕容疑は昨年6~12月、現金約120万円を、SNSで取引を依頼した中国籍の男子留学生の約5万元と無許可で換金したとしている。 合同捜査本部は警察官などをかたって電話をかけ、沖縄県の80代女性から現金500万円をだまし取った詐欺容疑で、中国籍の無職、何清星容疑者(27)も逮捕。何容疑者も同じ地下銀行グループの一員とみて調べる。