覚せい剤や大麻事犯による検挙者後を絶たず…島根県警乱用防止呼びかけ 2020年には漂着コカイン押収も

島根県警察本部によると、2024年の薬物犯罪情勢で全国的に検挙者が高水準の中、島根県では覚せい剤による犯罪の検挙数がほかの薬物案件に比べて多い水準にあるほか、依然として大麻による犯罪による検挙数もあとを絶たない状況であることから、改めて薬物乱用防止を呼びかけています。 島根県警刑事部組織犯罪対策課によると、全国の薬物事犯の検挙人数は、2024年は1万3462人で、過去5年間では1万4000人前後で推移しています。 覚せい剤事犯の検挙数は減少傾向ですが、大麻事犯の検挙数は増加傾向にあります。 島根県の2024年の検挙人数は21人で、過去5年間では、20人台から30人台で推移しています。 2024年は、検挙者のうち、覚せい剤事犯が13人と半数以上を占めています。 大麻事犯による検挙者は、2020年が18人だったのに対し2024年は4人ですが、依然として後を絶たない状況です。 検挙者の特徴は、覚せい剤事犯が20代から50代と幅広く、大麻事犯は、20代から40代で初犯者のみだったということです。 過去5年間では、2021年には松江署管内で約170グラムの覚せい剤と約70グラムのコカインを大量所持していた男が逮捕された例があるほか、2020年には、大田署管内で約1005グラム、隠岐の島署館内で約1012グラムの漂着したコカインが押収された例もあり、県警は改めて県民に薬物を取り巻く状況を知ってもらうとともに、薬物乱用防止を呼びかけることにしています。

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