学校法人の土地取引をめぐる21億円の横領事件で、大阪地検特捜部に逮捕・起訴されたものの無罪となった不動産会社の元社長が、当時の主任検事に対する刑事裁判を開くよう求めた請求について、大阪地方裁判所は棄却しました。 横領の罪に問われ無罪が確定した「プレサンスコーポレーション」の元社長・山岸忍さんは、大阪地検特捜部の主任検事として捜査を指揮した蜂須賀三紀雄検事について、2年前に刑事告発しました。 しかし、大阪高検は蜂須賀検事を不起訴処分としたことから、山岸さんは去年12月、裁判所に起訴の判断を求める付審判請求を行いましたが、大阪地裁は今月15日付で、請求を棄却することを決定しました。 理由について「請求は理由がない」としています。 決定を受けて山岸さんは「検察を不当に擁護するものであるうえ、客観的証拠にも反した誤った判断であり、到底受け入れられない」とコメントしています。 一方、山岸さんの部下らの取り調べを行った元特捜部検事の田渕大輔被告(54)については、長時間にわたる威圧的・脅迫的な言動で部下がウソの供述を引き起こす危険性を生じさせたとして、特別公務員暴行陵虐の罪で大阪高裁が来月、刑事裁判を開くことを決定しています。