奈良市山中の2遺体、逮捕の男性「自分の車で1人で運んだ」

奈良市内の山中で女性2人の遺体が見つかった事件で、三重県警は18日、遺体の1人について、三重県伊賀市の無職、池田園美さん(44)と確認した。もう1人は大学生で、池田さんの娘の莉園(りおん)さん(20)とみられる。この事件では、池田さんと交際していた奈良市法蓮町の会社員、今北享宏(たかひろ)容疑者(37)が死体遺棄容疑で17日に三重県警に逮捕された。 捜査関係者によると、今北容疑者は容疑を認めたうえで「2人の遺体を自分の車で1人で運んだ」と供述しているという。 今北容疑者の逮捕容疑は2月ごろ、奈良市月ケ瀬尾山付近の名張川の川岸に、池田さんの遺体を遺棄したとされる。2人の遺体は別々にビニールシートにくるまれた状態で17日に見つかった。 三重県警によると、池田さん親子は2人暮らし。いずれも2月10日以降の足取りが分かっていない。莉園さんの通う大学からは4月14日、県警伊賀署に行方不明だとの相談が寄せられた。5月13日には伊賀市から池田さんの安否が分からないとの通報があった。 県警などによると、2人の行方が分からなくなる直前に今北容疑者が池田さんのトラブルについて通報していたという。通報は2月7日で「彼女が自宅の玄関先で男から顔に液体をかけられた」との内容だった。池田さんは転倒して頭部に軽傷を負ったという。 こうした経緯から、県警は今月14日から今北容疑者に事情を聴いていた。16日になって容疑を認め、容疑者の供述をもとに捜索したところ、17日に遺体が見つかったという。【石本万象、長谷山寧音】

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