「脅すつもりでやった」“立ち退きトラブル”で大家の住宅に放火、全焼 現住建造物放火の疑いで54歳男を逮捕 埼玉・八潮市

埼玉・八潮市の住宅街で、辺りに鳴り響く大きな爆発音。 真っ赤な炎とともに黒煙が住宅を包み込んでいました。 近隣住民は当時の様子について「煙のにおいがすごくて、みるみる燃えていった。乾燥しているからかどんどん燃えていって…」と話します。 出火の原因は何なのか。 それは大家との“退去”トラブルだったのです。 チェック柄のシャツを着て警察車両に乗り込む男。 2024年11月、前述の住宅に火を放ち全焼させた疑いで逮捕された自称アルバイト・高橋鳴美容疑者(54)です。 高橋容疑者は約50年前から、大家の家から180メートルほど離れた場所にある平屋建ての住宅を借りて生活をしていたといいます。 しかし、老朽化のため大家が住宅を取り壊そうと高橋容疑者に退去を求めたところ、かたくなに退去を断り続けたことから立ち退きトラブルへと発展。 自分の車を持っていながら、わざわざレンタカーを使い大家の家を訪れると、外壁などに灯油をまき火をつけたというのです。 当時家の中には、大家である50代の男性、母親である70代の女性、また40代の妹と、20代のおいの4人がいましたが、そのうち3人は就寝中。 幸い、住人はすぐに避難したため、けがはなかったといいます。 警察の調べに対し高橋容疑者は「退去を求められており、脅すつもりでやった」と、容疑を認めているということです。

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