面識のない高齢の男性の住宅に侵入したとして、寒河江市職員の男がきのう逮捕され、きょう市が会見で陳謝しました。 住居侵入の疑いで逮捕されたのは、寒河江市の会計年度任用職員で地域おこし協力隊の男(27)です。 警察によりますと、男はきのう午前11時すぎ、寒河江市内の70代男性の家に 正当な理由なく侵入した疑いが持たれています。 男と男性の間に面識はなかったということです。 男はカギのかかっていない1階の勝手口から家に侵入しましたが、物音を聞いた住人が男に気づき警察に通報しました。 男は、容疑を認めているということです。 「関係各位にご心配をおかけしますことを大変申し訳なく思っているところでございます」 これを受け、寒河江市はきょう午後会見を開きました。 市によりますと、男は今年度から地域おこし協力隊として活動していました。 就農を目指し地元農家と農作業に従事していたほか、若者に農業に興味を持ってもらおうと小学校での講話活動なども行っていたということです。 市の職員「明るく何事にも積極的地元の方ともコミュニケーションもしっかりしていた」 市によりますと、男は犯行の3日前である今月6日に市役所に出勤していて 変わった様子はなかったということです。 また、これまでに男を巡るトラブルの報告はありませんでした。 処分について市は今後検討していくとしています。 警察では男が犯行に至った詳しい動機や余罪の有無について調べています。