世界遺産・薬師寺(奈良市西ノ京町)で、釈迦(しゃか)の足跡を刻んだとされる国法の仏足石(ぶっそくせき)に液体をかけたとして、奈良県警は、台湾出身の女(39)を文化財保護法違反の疑いで逮捕したと23日発表した。 女は調べに、「感動したものに油をかけて祈禱(きとう)する。仏足石にもとても感動し、油をかけたと思います」と供述しているという。 奈良署によると、逮捕されたのは自称司会業の蔡宜臻(ツァイイージェン)容疑者。 4月6日午後1時20分ごろ、薬師寺の大講堂に安置されていた仏足石に、液体をかけて汚した疑いが持たれている。液体には化粧水や美容液などに使われるグリセリンという成分が含まれていた。 付近の防犯カメラの映像などから蔡容疑者が関与した疑いが浮上したという。今月22日に関西空港に再入国をしようとした際に逮捕した。 仏足石は奈良時代の753年に刻まれ、国内最古とされている。(塚本和人)