〈新潟県の民家から「9年間行方不明だった少女」が発見…《父親とは63歳差》引きこもり男性(37)を“誘拐犯”に変えた「特殊な家庭環境」(平成12年の事件)〉 から続く 2000年、9年2カ月にわたり少女を自宅に監禁していた佐藤宣行。高齢の父と甘やかす母のもとで我がまま放題に育ち、会社を退職後に「怪物」へと変貌していった男は、9歳の少女を誘拐し、自宅2階のベッドの上に縛り付けた。 少女が反抗すれば殴りつけ、ときにはスタンガンで服従させることも。同居していた母親は、なぜ長年の監禁劇に気づかなかったのか? 現地を取材した著者が目撃した、歪んだ母子関係と「監禁部屋」の残酷な実態とは……。 ノンフィクション作家の八木澤高明氏の文庫新刊 『殺め家』 (鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目) ◆◆◆