指宿市の水迫畜産(水迫栄治社長)による牛肉商品の不適正表示問題で、鹿児島地検は7日、「鹿児島県産」と偽装し現金をだまし取ったとして、詐欺と食品表示法違反の罪で、同社の元取締役で社員、水迫政輝容疑者(55)=鹿児島市紫原1丁目=を鹿児島地裁に在宅起訴した。認否は明らかにしていない。同日付で法人としての同社も食品表示法違反の罪で起訴した。 水迫被告は8月18日に県警に逮捕され、翌日送検された。当時の調べに「意図して偽装した訳ではない」と否認していた。同20日までに身柄が釈放され、在宅捜査が続いていた。 起訴状などによると、鹿児島県内の業者から、ふるさと納税の返礼品として県産牛肉商品の注文を受け、2023年9月8日、他県産の牛肉加工品に「鹿児島県産」のラベルを貼り、偽装した商品120パック(計約60キロ)を納品。同年10月初旬、事務担当者に県産牛肉商品を納品したように装った請求明細書を送らせ、同31日、偽装分を含む現金計約145万円をだまし取ったとされる。