トランプ政権から制裁を受けたICC赤根智子所長 日本で広がる応援の声 著書は緊急大重版されベストセラーランキング2位に躍進[新書ベストセラー]

9月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間』が獲得した。第2位は『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』、第3位は『病気の9割は自分で治せる!』となった。 2位にランクインした『戦争犯罪と闘う 国際刑事裁判所は屈しない』は、日本人として初めて国際刑事裁判所(ICC)所長となった赤根智子さんが、ICCの使命と苦闘を記した一冊だ。 ニュルンベルク裁判・東京裁判という二つの軍事法廷にルーツを持つICCは、戦争犯罪や人道に対する罪を裁く最後の砦。本書では、ロシアによるウクライナ侵攻とイスラエル・ガザ紛争という二つの戦争を正面から取り上げ、プーチン大統領への逮捕状発付によって、逆にロシアから指名手配を受けた経緯など、国際司法の最前線で何が起きているのかが明かされる。ロシアは2025年12月、赤根所長ら9人に欠席裁判で有罪判決まで言い渡している。 発売は2025年6月だが、2026年8月18日、米トランプ政権が赤根所長本人を制裁対象に指定し、資産凍結と渡航禁止を科したことで、あらためて注目が集まった。ICCを「政治化された機関」とする米側の主張に対し、日本国内では強い反発とともに、赤根所長を支持する声が広がっている。署名サイトchange.orgでは支持を表明する署名運動が複数立ち上がり、代表的なものには16万筆を超える賛同が寄せられた。赤根所長自身も会見で「署名に私自身も非常に力を得ています」と語っている。日本政府の対応をめぐって弱腰との批判が上がるなか、ICCの存在と役割への関心は高まる一方だ。同書も一時は品切れが相次いだが、緊急重版を重ねて今回のランクインとなった。 ***

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