大阪・関西万博の整備工事を巡る背任事件で、別の工事でも下請け業者に費用を水増し請求させて大手ゼネコン・竹中工務店(大阪市)に約1090万円の損害を与えた疑いが強まったとして、大阪府警は7日、同社の元大阪本店総括作業所長、河井辰巳被告(61)=背任罪で起訴、懲戒解雇=を背任の疑いで再逮捕した。 再逮捕容疑は2025年6~7月、現場責任者を務めていた万博の整備工事で奈良県の下請け業者と共謀し、約1090万円を水増しした工事費を竹中工務店に支払わせ、損害を与えたとされる。 河井容疑者は26年8月、背任容疑で逮捕され、9月に同罪で起訴された。起訴状などによると、25年2~6月、同じ下請け業者と共謀し、約1360万円を水増しした工事費を請求して竹中工務店に支払わせ、損害を与えたとされる。 河井容疑者は万博工事の最中に、自宅や所有マンション、親族が経営する飲食店をリフォームしており、府警はこれらの費用を水増し分でまかなっていたとみて捜査していた。 竹中工務店は、26年9月11日付で河井容疑者を懲戒解雇していた。【水谷怜央那】